双子のお兄ちゃん
第2章 初めて
教室に行くと 私の友達のミユちゃんが話しかけてきた
「おっはよー!瑠璃!!」
「おはよー!ミユちゃん」
「今日もイケメン2人に送ってもらったの?いいな~私もあんなお兄ちゃんが欲しいよ」
「えへへへ。ミユちゃんは一番上のお姉ちゃんだからね~。でも、私も弟か妹が欲しかったかなぁ」
「そう?弟も妹もただうるさいだけだよ?しかも、親にはいつもお姉ちゃんなんだからって、弟と妹の世話をやらされるし…」
「……蒼にぃも翠にぃも、本当はそうなのかな…?」
「……え…?」
「…だって、私のところ、親が共働きで2人とも海外に行っちゃってるし……その分、蒼にぃと翠にぃに私…たくさん迷惑かけてるのかも…」
「……ご…ごめん…私…無神経だった…」
ミユちゃんが本当に申し訳なさそうに私に謝る
「ううん!ミユちゃんが謝ることじゃないし、大丈夫!!それに私が今度は、蒼にぃと翠にぃを助ければいいだけだもん!」
「ふふっ。本当に瑠璃は、お兄ちゃんが好きだね~」
「うん!私、蒼にぃと翠にぃ大好きだよ!」