双子のお兄ちゃん
第2章 初めて
そして 学校が始まり今は授業中
(…あれ……?何か……体が…変……?)
私は 急に体調を悪くして 保健室へと連れていかれた
「あぁ~ちょっと熱気味だね。どうする?今日はもう早退する?」
保健室の先生にそう言われて 私は「はい…」と返事をした
「でも、1人で大丈夫?私が送ってあげてもいいんだけど、今から大事な会議があるんだよね。桐生さんちは確かご両親がいらっしゃらないとか…中学校に電話して、お兄ちゃんをどっちか呼ぼうか?」
私は「お兄ちゃん」という言葉を聞いて とっさに
「大丈夫です!」
と 答えた
でも、先生は
「そう?でも、1人じゃ…」
と なかなか折れてくれない
私を心配してくれるのはいいけど お兄ちゃん達に迷惑はかけられないから 私は必死に「1人で大丈夫です」と 言い続けた
すると 先生は やっと折れてくれて
「じゃあ、気をつけて帰るのよ。」
と言って 私を送り出してくれた