双子のお兄ちゃん
第3章 その日を境に
「……翠にぃ…蒼にぃ…」
私が 2人の会話に入ると
「「何?」」
と 2人共厳しい表情……
「…わ…私は大丈夫だから……蒼にぃも翠にぃも…学校行っていいよ……」
私がそう言うと
「「ダメ」」
と 即2人に止められた
「……でも…」
「あのなぁ、瑠璃。そんな顔で言われたら、余計傍にいてやらなきゃって思うだろ?」
「……え……ご…ごめんなさい…」
私が そう言って俯くと
「あぁっ!そうじゃなくて!!とにかく瑠璃は謝んな!てか、瑠璃は何も悪くないから!!」
翠にぃがそう言うと
「そうそう。瑠璃は何も心配しなくていいの。どうせ、俺らに気ぃ遣ってるんでしょ?」
そう言って 蒼にぃは私の頭をポンポンと優しく撫でてくれた
「……翠にぃ…蒼にぃ……ありがとう……」
私がお兄ちゃん達に感謝していると
「……じゃあ……早速だけど、瑠璃……お前はどっちに傍に居て欲しい……?」
「…………ふぇ……?」
(………えっと……どっちって……言われても………)