双子のお兄ちゃん
第3章 その日を境に
「じゃ…じゃあいくよ!」
「「「じゃんけん……」」」
「「「ぽん!!!」」」
瑠璃→パー
蒼→チョキ
翠→パー
「うわぁ~!!何でだ!?マジあり得ねぇ!!なぁ!もう一回しよ?!」
「えっ?やだよ。」
「いいじゃん!もう一回!!」
「もう決まったことだし。てか翠、早く学校行けよ。」
「えぇ~」
「お前が委員の仕事サボろうとするから、罰が当たったんじゃねーの?」
「うっ……くそっ!!わかったよ!行けばいいんだろ?行けば!!あ~あ…せっかく瑠璃と2人になれると思ったのに…」
翠にぃはそう言って残念そうに学校へ行く支度をする
そして
「瑠璃…じゃあ行ってくるな?」
と言って 私のほっぺたにキスをした
「うん…行ってらっしゃい…翠にぃ……」