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双子のお兄ちゃん

第4章 危険な1日




「瑠璃、体が動くなら、ちょっとベッドから降りてみてくれない?」



蒼にぃは 唐突に私にそう言った


「えっ?何で?」



私が 意味がわからなくてあたふたしていると



「いいから」


と 蒼にぃはそう言って 私を持ち上げた



「きゃっ?!なっ…何?!蒼にぃ?」




「………やっぱり……」




「……え?な…何がやっぱりなの?」



蒼にぃは 私を降ろしながら





「……瑠璃……漏れてるよ…」





と 私の耳許で囁いた








「……………え………?」









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