双子のお兄ちゃん
第7章 確認
「………瑠璃って……蒼に何教えてもらったの?………何も知らないんだな。…あれは潮だよ…最高に気持ち良いってこと!!だから、瑠璃が泣くようなことじゃない。…むしろ俺は嬉しいけど?瑠璃が俺で感じてくれてる証拠だし…」
翠にぃは そこまで言うと
ふぅ~っと 息を吐いて
私を抱きしめた
「…まぁ…多分蒼のことだから、瑠璃が怖くないように…ゆっくり教えてたんだと思う……俺はそういうの無理だし…瑠璃に痛い思いさせるかもしれない……瑠璃の気持ちも考えずに、激しく求めるかもしれない……けど、瑠璃が本当に嫌なら………もう…触らない……だから…嫌な時は…ハッキリ言っていいから……」
翠にぃは 顔が見えないように 私の頭に顎をのせて そう言った
私は何だか胸がいっぱいになって
「……私が…翠にぃのこと…嫌になるわけない!!」
と叫んでいた
すると 翠にぃは
「……瑠璃……」
と 私の目を見つめて
そして
「……ありがとう…」
と 微笑んでくれた