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ホラーな短編

第3章 キャンプ場

「省吾、早く乗れ
行くぞ」




光の言葉に「あぁ」と答え車に乗り込む。




外の景色を見ながら、昨日の夜の事を考える。





昨日の夜、俺は確かに瑠璃ちゃんに会った。





正樹に「寝ボケてたんじゃねぇの?」って言われたけど、俺の意識ははっきりしていた。




だから、見間違えだとか寝ボケていたんじゃない。






流れる景色を見ていると・・・・・・・






「・・・・・・・っ!?
光!車を止めろ!」





キィィィィィ!




「何だよ!いきなり」




光の怒鳴り声を無視して、俺は車から飛び出した。





「どうしたんだよ、省吾」と後から正樹と蒼が着いてくる。





「瑠璃ちゃんが!」




川の中でうつ伏せに倒れている瑠璃ちゃん。





体はビショビショに濡れ、冷えきっていた。





「正樹!救急車!」





俺の言葉に、正樹は急いで救急車を呼んだ。








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