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*世界で一番愛する人へ*

第10章 *誕生日パーティー*

『何やってんだよ‼』
ひ「和くん…」
『ちょ、おい!』

光希っていう奴が逃げた。

潤「和也、落ち着け。」
『落ち着けるかよ…』
翔「どういう事、ひな?何でキス、してたの?」
ひ「したくてしたワケじゃないの。急にされたの…」
『けど、抵抗しなかったでしょ?』
ひ「っ…」
『イヤじゃなかったんでしょ?』
ひ「違う……違うの。そうじゃない…」
『じゃあ、何?何で抵抗しなかったの?相手が幼馴染だから?初恋の相手だから?それとも、相手の事が好きだから?』
ひ「違う!そうじゃない。」
『じゃあ、何で抵抗しなかったんだよ…』
ひ「ごめんね。できなかったの。わかんないけど、できなかった。」
『しなかったんじゃないの?』
ひ「信じてよ………和くん…」

俺、どうかしてるわ。

翔「2人とも一回落ち着こ?」
『……』
翔「ひな、パーティーまであと何分?」
ひ「……30分はある」
潤「じゃあ、和也は俺と来て。雅紀も。」
雅「わかった。」
翔「ひなは俺ね。智も。」
ひ「うん…」

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