
絶対振り向かせる!
第4章 修学旅行当日
「でも、ちょっと安心したかもな、、、」
「え?」
「俺さ、北野が戻ってきてから不安で不安でしょうがなかったんだよ」
「どうして?」
私が質問すると遼ちゃんは沈黙した
「それは、、、、、
、、、、、
お前がまた北野のとこに行くかもしれなかったから」
え、、、、
私は腕を離し、遼ちゃんの顔を見た
すると遼ちゃんの頬が少し赤くなっていた
「しかもさ、、、
海からお前、目も合わせてくれないから、
俺のこと嫌いになったのかと思ったんだよ」
「、、、、
でも、遼ちゃんだって海の時あんまり目合わせてくれなかったよね?」
「あれは、お前の水着姿がきれいで直視できなかっただけ」
「え、、、、」
「それだけお前のこと、、、気になってた
だからさっき、、、、
お前の気持ちがわかってちょっと安心した」
「りょ、遼ちゃん、、、」
私はまた涙が溢れてきた
「今まで自分の気持ちに蓋をしてきたけど
やっぱ、、、
俺、、、
お前のこと好きだ」
