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絶対振り向かせる!

第1章 遼ちゃんの家



そして、私たちは家に着いた


よし!


今日は特別な日


遼ちゃんとずっと二人きりになれる、、、



「じゃーな」


遼ちゃんがそう告げた


「待って!

今日、、、

遼ちゃんの家に泊まっていい?」


「は?

無理に決まってんだろ」


「実はね

今日、

お父さんもお母さんも帰ってこないの


お母さんは合唱クラブの合宿だし、お父さんも出張で」


「どーせ嘘だろ」


実は前、遼ちゃんの家に泊まりたくて、こんな嘘をついたことがある


でも今回は嘘じゃない


「嘘じゃないもん

信じられないならほら

これ見て」


私は遼ちゃんにお母さんの合唱クラブの予定表とお父さんの出張予定表を渡した


証拠も万全だ!


だって、こんなスペシャルな日めったにないもん


「どうやら、ほんとみたいだな」


「でしょ?

だから泊まらせてよ」


「やだね



一人でいればいーじゃねえか」



「そんな、、、

一人なんて寂しいよ

お願い!」


「だめ!

俺は毎日一人なんだぞ」


遼ちゃんは今一人暮らしをしている


遼ちゃんのお父さんとお母さんは仕事の関係で一年間海外にいるらしい


「遼ちゃんは男の子だけど、私は女の子だもん

一人は寂しいよ」


「ったく、、、

しつこいな、、、」


「ね、お願い

いいでしょ?

ご飯作ってあげるから」


「うー、、、

飯やってくれんなら」


「やったーーーー!!!!

ありがと、遼ちゃん」






私は着替えをもって遼ちゃんの家に押しかけた


ふふふ、

勝負下着もいれたし、


カンペキ!!


「おい、優花

お前の部屋ここな

ここ父さんと母さんの部屋だからあんま汚すなよ」


「え、いいよ

二人の部屋なのに、、、」


「いや、ここ以外にお前が寝る部屋ねえから」


「あるよ!

遼ちゃんの部屋で寝るの


二人で、、、、」


すると遼ちゃんは呆れ顔をした


「・・・・・・

いーから、お前の部屋ここな

早く入れ!」


はあ、、、


遼ちゃんの部屋が良かったな


イチャイチャしたかったのになあ


そう思いつつ、私はとぼとぼ部屋に入った


バンッ


遼ちゃんはドアを閉めて行ってしまった

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