
うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww
第1章 叶兄弟とか面白くねぇし
まだ肌寒さの残る4月。
教室のドアは閉められている。
どこまでも腐れ縁な2人は、高校でも同じクラスだった。
教室の後ろのドアから、むぅはこっそりと中を伺う。
担任が来たばかりなのか、まだ少しざわめきの残る教室内。
今なら上手く紛れ込めそうだ。
「きゃー、もう先生来てるよぉ」
むぅの前へと回り込み、教室内を覗き込んだ蘭が声を上げた。
「うるせぇ! デカイ声出すな!」
むぅは慌てて蘭の口を手で押さえ、無理矢理一緒にしゃがみ込む。
「デカイ音立てんなよ。しゃがんで、大人しく着いて来いよ?」
むぅの言葉に、蘭は口を押さえコクコクと首を縦に振った。
スッ…
静かにゆっくりと、むぅがドアを開けていく。
自分の身体が入る程度までドアを開けば、2人は、担任の視線から隠れるようにしゃがんだまま自席を目指して進み始めた。
教室のドアは閉められている。
どこまでも腐れ縁な2人は、高校でも同じクラスだった。
教室の後ろのドアから、むぅはこっそりと中を伺う。
担任が来たばかりなのか、まだ少しざわめきの残る教室内。
今なら上手く紛れ込めそうだ。
「きゃー、もう先生来てるよぉ」
むぅの前へと回り込み、教室内を覗き込んだ蘭が声を上げた。
「うるせぇ! デカイ声出すな!」
むぅは慌てて蘭の口を手で押さえ、無理矢理一緒にしゃがみ込む。
「デカイ音立てんなよ。しゃがんで、大人しく着いて来いよ?」
むぅの言葉に、蘭は口を押さえコクコクと首を縦に振った。
スッ…
静かにゆっくりと、むぅがドアを開けていく。
自分の身体が入る程度までドアを開けば、2人は、担任の視線から隠れるようにしゃがんだまま自席を目指して進み始めた。
