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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第10章 好きだ

「……………は?」

新学期の教室に、和佳の冷たい声が響く。


声よりも更に冷えた目で蘭を見下ろす和佳。

和佳の目の前には、肩を窄め半泣き顔の蘭。


二学期のクラスでの打ち上げの後の告白から、

初詣でのむぅの言葉…

全てを、和佳に話していた。


「馬鹿過ぎて話になんない」

「わかってる……」

「全然わかってないよ! むぅ狙いの子達に、付け入るチャンスを与えたのは蘭自身だよ?」


和佳の言葉に、蘭は息を飲み、むぅを見つめる。

見つめた先には…

気合いの入った髪型、
高校生らしからぬバッチリメイクの

由莉奈たち派手目な女子が群がっていた。


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