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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

「は? 何でお返し?」

和佳の前では泣く程騒いだくせに、むぅにはそれを言い出せず、結局放課後になってしまった。


いつものように2人で帰り、

今日はむぅの部屋に蘭が遊びに来ていた。


思い切って打ち明けた昨日の事実。

怪訝そうに顔を歪めるむぅに、蘭はまた半泣き顔を見せる。


「バレンタインにチョコ…」

「貰ってねぇな」

即否定された言葉。

半泣き顔だった蘭の目が、何かを思い出したように見開く。



「……あげてないね……」

ノソノソと鞄を開ければ、底からは1ヶ月放置されたままだったチョコがグシャグシャに潰れて出て来た。


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