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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

「近付けなきゃキス出来ないだろ」

「キッ⁉︎ 」


フッと零したむぅの息が掛かるくらい、むぅの顔が目前に迫る。


「〜〜〜〜〜〜〜〜っ‼︎ 」


(うー…恥ずかしい……)

蘭の顎に、むぅの手が添えられ優しく上に向かされる。


(どうしよ、どうしよ……)

間近にある端正な顔に、耐え切れずに蘭は瞳を閉じた。


(うー、恥ずかしい…無理無理、どうしよう……)



「うー、うー…」

「……うるさい」

「ふがっ⁉︎ 」


顎に当てられていた筈のむぅの手が、蘭の口を完全に塞いでいた。

パチッと目を開けば、

先程までの”男の顔”ではなく、”呆れた顔”でむぅが自分を覗き込んでいた。


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