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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

「面白くもねぇナレーションすんな」

休みとなればデートに忙しいお年頃の兄たち。

珍しく家にいた兄たちに助言を求めれば、

話を聞き終えた次男 たぁに茶化され、むぅはジトッとした視線をたぁに向けた。


「つーか…

たぁに言われた通り、こっそり蘭の鞄に入れたホワイトデーのプレゼント…

全っ然気付く様子もないんだけど?」

はぁ〜っと大きなため息を吐き出すむぅ。


そんな弟の姿に、兄たちの反応は様々で…


困ったように笑った長男 とぉは、励ますようにむぅの肩をトントンと叩く。

たぁは心底楽しそうな笑みを浮かべている。


「さすが蘭だな。天然の馬鹿」

「馬鹿って言うな!」


たぁ のからかいをムキになった むぅ が返し、喧嘩に発展しそうな2人を とぉ が引き剥がす。


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