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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

「まぁ…そこは男のむぅがリードしてやんないと」

とぉの言葉に、むぅは拗ねたように口を尖らせる。


「リードって…俺だって初めてなのに、どうすりゃいいかわかんねぇ」


昔からむぅには優しいとぉ。

長男だからか、性格か、しっかり者で頼りになる。

8歳の年の差も手伝って、つい甘えてしまう。



そんなむぅから零れた本音の呟きにキラリと目を輝かせるのは、

6歳差など微塵も気にせず、小さい頃からむぅを”遊び相手”としてきた たぁ だ。


「付き合って1ヶ月でキスもまだ…

こりゃあ身体が繋がるまでに数年掛かるな」

「はっ⁉︎ マジ⁉︎ 」

予想通りに食いついて来たむぅを、たぁは満足げに見る。

2人の様子を見たとぉは、これから起こる事態を想像して大きなため息を零した。


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