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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

そう言って目を閉じるむぅ。

「え? え? えぇっ⁈ 」

戸惑いながらも、キョロキョロ辺りを確認する蘭。


「ん‼︎ 」

出来る訳ないと分かっていながら、むぅは意地悪く蘭に向けて顎を突き出す。


バックンバックンと騒ぐ心臓。

でも、それよりもその綺麗な顔に、蘭はしばらく見惚れていた。


スッ…と手を伸ばし、むぅの頬に触れれば、

ビクッとむぅが身体を強張らせる。


(……あれ?)

「むぅ?」

「ん?」

「緊張してる?」

「は⁉︎ 」


パチッと目を開けたむぅと、至近距離まで顔を寄せた蘭の瞳が合う。


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