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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第12章 【最終章】シテ欲しいならそう言えよ

「─────…っ」

先に目を逸らしたのは、顔を赤らめたむぅの方だ。


(ドキドキしてるのは…私だけじゃないんだ……)


そう思えばむぅが可愛く思えてくる。


ガシッとむぅの両頬を両手で挟み、

グッとその端正な顔を自分の方へと向ける。


「何す…っ⁉︎ 」

むにゅっと蛸のように突き出された蘭の唇。

むぅは思わず息を飲む。


「ら、蘭⁈ 」

むぅの上擦った声。

「私に任せて‼︎ 」

叫んだ蘭の柔らかな唇が、むぅの唇に押し当てられた。


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