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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第2章 ひなたで叩いてやるよ

「むぅ、ありがとー! むぅは力持ちだねぇ」

キラキラと瞳を輝かせてむぅを見つめる蘭。


「…キモイ。見んな」

その瞳から逃げるように、視線を逸らすむぅの頬は心なしか赤い。



重過ぎず軽過ぎずとはいえ、隣家から2階の蘭の部屋まで掛け布団を運ぶのは一苦労だ。

それをサラッと簡単そうにやって除けたむぅ。


「いつの間にやら逞しくなって~」

何処ぞのオバサンのようなからかい口調で、蘭はむぅの二の腕や胸板にペタペタと触れその硬さに小さく息を飲んだ。


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