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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第14章 タチの悪い女 <夏休み特別編>

むぅの身体が離れ、

むぅの心までもが離れてしまいそうな不安に襲われる。

「やだ…むぅ‼︎ 」

蘭は先程よりもキツく抱き着いた。


「嫌いに…ならないで……」

「………うん」

蘭の身体に当たらないように、

蘭に気付かれないように、

むぅはそっと腰を引く。


「初めては……むぅがいい……」

「っ‼︎ 」

冷めるどころか、益々煽られる熱。

むぅは苦しげに顔を顰める。


「でも……まだ……」


はぁー…

わかってる…でも、ついため息を零すむぅ。


「むぅ?」

むぅを見上げる蘭の瞳が、不安げに揺れた。


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