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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第2章 ひなたで叩いてやるよ

(お互い…いつまでも子供のままじゃないんだよね……)

むぅに触れた手を見つめ、蘭は頬を赤らめる。

かと思えば、バッと顔を上げ、

「認めないっ! まだ、認められないーっ‼︎ 」

とまた首を横に振りたくる。


「うるさい! うちには受験生がいるって分かってんの⁈ 」

勢い良くドアを開けた音羽がその勢いのまま怒鳴る。


(まだ5月じゃん……)

中学生の受験シーズンまでは遠いのに…心の中で思いながら、

「勉強なんかしてないじゃん?」

唇を尖らせて音羽に聞く。


「呼びに来たの! ご飯だから!」

キッと蘭を睨んだ音羽は、バタンとドアを閉めて出て行った。


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