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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第4章 どんだけ濡らしてんだよ?

「じゃぁ俺、帰るな」

むぅの言葉に、蘭はハッと我に返る。


「あ、うん。ありがとう」

そう言いながら顔を上げれば、

んっ…と空になったバケツを手渡すむぅ。


その笑顔にまたドクンッと高鳴る胸。



誤魔化すようにバタバタとむぅより先に階段を降りて、玄関までむぅを見送る。


ガチャッ!
タイミング良く開く玄関ドア。


「おー、蘭! 久しぶり~! お出迎えかぁ?」

「卓[すぐる]くん!」


遊びに来る予定だった大学生の従兄弟が予定より早く到着した。


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