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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第4章 どんだけ濡らしてんだよ?

蘭が顔を洗って戻れば、既にむぅは自宅に帰った後。

妹の音羽にリビングへと通された卓は、テーブルに付き母親の淹れたコーヒーを美味しそうに飲んでいた。


「蘭!」

蘭に気付き、軽く手を挙げて笑う卓。


ついこの前まではそんな卓にドキドキしたのに、今は心臓もおとなしい。


「今日は卓くんが来るからって、蘭てば朝早くから部屋のお掃除してたのよ」

母親がからかうようにそう言った。


「へぇ、嬉しいなぁ。でも、そのせいで彼氏と喧嘩しちゃったんじゃない?」

卓の言葉に、

バッ

と、全員の視線が蘭に向けられた。



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