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1人ハテナマーク満載の蘭。

キョトン…と皆を見つめている。


「蘭、そろそろ自分の気持ちに気付かないと間に合わなくなるぞ」

ポンポンと卓が蘭の頭を軽く叩く。


「卓くん！」

音羽がそれを止めて、卓を蘭から引き剥がした。



「……音羽は、卓くんが好きなの？」

だから機嫌が悪いのかな？

そう言う蘭に、音羽の睨みの先が移った。


「私、むぅと同じ高校受験するから！」

「え⁈ 」

音羽の言葉に全員が驚きの声を上げる。


むぅと同じ高校…

つまりは、蘭と同じ高校。


「そんなにお姉ちゃんが好きなの？」

蘭の言葉に、音羽の眉根がグッと寄せられる。