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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第5章 来ないとどうなるか…分かってる?

ドックンドックン…

自分の心臓の音が耳に届く。


むぅを意識して無口になってしまった蘭に、その音は余計に響く。

そうすれば益々意識してしまい、どんどん早く大きくなるドキドキと、固く固く閉じられてしまう口。


(むぅ、何か喋ってよ〜)

そう思い後ろへ意識を向ければ、いつもより熱いむぅの頭が乗る背中が余計に熱くなる。


ドックンドックンから、バックンバックンへと変わる心音。

更には、ドッカンドッカンと鳴り響く。



「ぶっ…」

「え? むぅ?」

─────笑ってる?

蘭の背中に預けられたむぅの頭が、小刻みに震えている。


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