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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第5章 来ないとどうなるか…分かってる?

「お前、いつも何処かしらうるせぇんだな。珍しくを口は閉じてんのに、心臓がすげーうるさい」

「なっ…‼︎ 」

かぁぁぁぁぁっ…と蘭の顔が一気に顔が熱くなる。


「むむむっむぅが重いから! だから疲れて心臓がバクバクしてるの!」

咄嗟に出た言葉が本心でない事は、赤く染まった顔を見られればバレてしまう。

絶対にむぅに顔を見られたくなくて、蘭は前を睨んだ。


「いつか遅刻しそうな蘭を乗せてやっただろ? これで貸し借りなしにしてやるよ」

「やったぁ! って…貸しはともかく、むぅが私に借りてる部分はなしにしないでよ!」

「お、蘭にしては珍しく頭が回るじゃん?」

「それ褒められてる? ようやく、むぅに認められたぁ」

「褒めてないし、認めてない」

「えーっ⁈ 」


いつの間にか賑やかないつもの2人に戻り、ノロノロ運転の蘭の自転車はむぅの家を目指して進んで行った。


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