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ミルクティーひとつ。

第1章 アイスコーヒーふたつ。

「ミルフィーユ好きなんだ?」

オレは店員が下がってから緑間に尋ねた。

「ふん、ここのミルフィーユは一味違うのだよ」

緑間は自慢げというか機嫌良く答えた。
なるほど常連なわけだ。

さっきも、いつも座っている席とか言ってたし。

「しかし、そのパンケーキもなかなかのものだったのだよ」

上にバニラアイスと、メープルシロップがふんだんに掛かっているそれを見ながら言う。

「へー、じゃあいただこうかな。先にいただきまーす」

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