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ミルクティーひとつ。

第1章 アイスコーヒーふたつ。

あの夜からと言うものの、オレはあのカフェに通い始めた。

中学生の比較的少ないお小遣いでは、キツいものがあったし
土曜日と、特別に3年だけ午後練のない水曜日に通うことにした。


どうやら緑間も、その曜日には必ず行ってるみたいで、毎回相席をさせてもらっている。

でも、なかなか話すことはない…。

「受験勉強はしているのか?」

「え?あ、まぁ…うん」

とある水曜日、もう季節は本格的に秋になってきたという感じだ。

緑間が唐突にオレに尋ねてきた。

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