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〜私の覚悟〜

第3章 〜2人の夜〜

「俺、一人暮らししてたんだけど、会社がつぶれて・・・。」


私は、真の悲しそうな顔を見ると胸がキュッと苦しくなった。


「う、家にいる?」


私は本当は一人暮らしが辛かった。
どんなにポジティブな私でも・・・。


「え・・・良いのか?雪は。」


少し期待したように真が言った。


「私、一人が怖かったの。だいぶ前、泥棒が入ったから・・・。」

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