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紅い薔薇と嘘

第2章 恋

麻衣「でもどうせ、みんな最後は必要のない人間は捨てられるんです。裏切られるんですよ。」

どうせ

私の周りはみんなそうだった。


きっと先輩も…


「君がそう思うなら。そうなのかもね。」



麻衣「え、」



予想とは違う答えだったためちょっと驚いた。


麻衣「そう言ったのは先輩が初めてです。」


「別に、オレが思った事を言っただけ。」


この先輩はいったい何を考えて言ってるのだろう。


素直な人なんだろうか。


あ、そうだ、名前!!


麻衣「あのっ、名前何でしたっけ?」



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