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「鱗を取ってお父さんを助けるつもりだったのか？」

セルスが聞くと、少女は涙ながらに頷く。

「よし！オレも協力してやる！！」

セルスは少女の覚悟を受け止めた。
すると、

「何が協力してやるよ！逃げる気まんまんだったのに偉そうに！」

少女はセルスに突っかかる。

『なっ…この女性格悪っ！』

「うるせぇよ！お前が弱っちぃから協力してやるって言ってやってんだ！！」

そうこう言い合っていると、怪魚が怒りをむき出しに叫ぶ。

「グゥオォォォォ！！！！」

「完全に怒ってるな…よし！戦うぞ！オレはセルスだ。お前名前は？」

セルスが問うとその少女は

「メイ…」

と一言。
するとセルスがメイに
　　
「鱗を必ず持ち帰ろう！やるぞ！メイ！」

初めての生死のかけた戦闘に覚悟を決めた2人は戦闘体制に入る。

第2章へ…