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炎魔境

第24章 休日

「ピイト…。お前…何する気だ?」

すると突然ピイトは卵を叩き割る!

「なっ…何をする!?」

しかし卵は中身も空っぽで殻だけの状態だ。

「やっぱりか…。これは偽物だ。誰かが卵が孵った後にすり替えたんだ!」

ピイトはデビルゴートから、いつからここの監視を始めたか聞くと、カヴァーリが一人で監視をしていて、その時に交代で24時間この場所で監視を続けたと言う。

ピイトはその時は熱はあったかと聞くと、デビルゴートは頷き、デビルゴートは

「てかさっきお前といたときも熱あったじゃねぇか。」

ピイトは出掛ける前に熱があったのは知っていた。なぜデビルゴートに聞いたかというと、この失態を誰かに擦り付けたかったのだ。

「あわわわわわわわっ…。」

ピイトは卵の恐ろしさより、カヴァーリにビビっている。
デビルゴートは慌て急いで

「急いでクルス様に報告を!マズイぞ…!」

ピイトはこのまま帰ったら、殺されると悟り、洞窟の地面に手を当て、外まで行くと

「おい、ピイト。お前何してんだ?」

デビルゴートの問いにピイトは

「オレっちはコイツを追って、必ず仕留める!
そしたらオレっち怒られないよね?」

デビルゴートは必死にピイトを止めるが、ピイトは外の地面に蹴った後の形跡を探り、蹴りあげて飛んだ方角を確かめると、

「嵐魔!!」

ピイトは魔力の翼を出して、急いで後を追うと、大陸を飛ぶピイトをブル爺とリンが見て、ブル爺はリンと洞窟の前にいるデビルゴートに話を聞くと、

「リン!あの童貞丸出しの服装見たか?あれが童貞の鏡じゃな!ワーハッハッ!って笑うのは後じゃな…。
あのバカたれ!死に急ぎやがって!!
リン!追うぞい!」

ブル爺は魔力で円盤を作り、リンと共にピイトの後を追う。

第25章へ…。
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