冴えかえりつつ 恋
第6章 市営プール
低温サウナと言っても呼吸が乾かないように、濡れたセームをくちにあてて黙って座って、10分の休憩が終わった。
先に立ちあがった遥暉の白い肌がほんのり桜色に色づいている。
「お前、本当に色白だな・・・血管が透けてる」
何気なく目の前の遥暉の首筋に手を這わせた。
ビクッ---ッ!!
「ッ!!」
遥暉が息をのんで、のけぞった。
過剰な反応に驚いて上出はあわてて手をひっこめた。
「な、何するんですか?!」
「・・・あ、いっいや、ごめん」
遥暉は涙目で首から肩にかけて、ごしごし擦っている。
「やめろって、うっ血するぞ」
「だって、ゾクゾクがとまらないから・・・」
「・・・お前、感じやすいのな」
つぶやいた上出に、遥暉は無言で咎める目つきを向けた。
その上目遣いの涙目に、上出は心臓がいつもより大きくそして早く鼓動し、その音がうるさくて後の会話に全く集中できなくなるほどの衝撃を覚えた。
先に立ちあがった遥暉の白い肌がほんのり桜色に色づいている。
「お前、本当に色白だな・・・血管が透けてる」
何気なく目の前の遥暉の首筋に手を這わせた。
ビクッ---ッ!!
「ッ!!」
遥暉が息をのんで、のけぞった。
過剰な反応に驚いて上出はあわてて手をひっこめた。
「な、何するんですか?!」
「・・・あ、いっいや、ごめん」
遥暉は涙目で首から肩にかけて、ごしごし擦っている。
「やめろって、うっ血するぞ」
「だって、ゾクゾクがとまらないから・・・」
「・・・お前、感じやすいのな」
つぶやいた上出に、遥暉は無言で咎める目つきを向けた。
その上目遣いの涙目に、上出は心臓がいつもより大きくそして早く鼓動し、その音がうるさくて後の会話に全く集中できなくなるほどの衝撃を覚えた。