冴えかえりつつ 恋
第14章 告白
遥暉の頭の良さは上出を退屈させない。
放送委員会で知り合った遥暉は、年下だったが、同級生と話すより知識も豊富で刺激的な会話を楽しむことが出来た。
将棋だって、ゲームというともっぱら電子機器で遊んでいる同級生たちは、上出の相手にならなかった。
だから遥暉と親しくなるのに、時間はかからなかった。
毎日自分を追いかけてくる不思議な遥暉のことをもっと知りたいという気持ちが大きくなっていった。
ある朝、遥暉と自分の境界が分からなくなり溶け合ような夢で、下着を汚していた。
意識してしまうと、新しい遥暉の一面を見つけるたびに、きまって翌朝遥暉の夢で下着を汚してしまった。
それでも小学生のころは、単純だった。
一人っ子の上出にとって、弟のような遥暉が後ろを追いかけてくるのが、ただただ嬉しかった。
放送委員会で知り合った遥暉は、年下だったが、同級生と話すより知識も豊富で刺激的な会話を楽しむことが出来た。
将棋だって、ゲームというともっぱら電子機器で遊んでいる同級生たちは、上出の相手にならなかった。
だから遥暉と親しくなるのに、時間はかからなかった。
毎日自分を追いかけてくる不思議な遥暉のことをもっと知りたいという気持ちが大きくなっていった。
ある朝、遥暉と自分の境界が分からなくなり溶け合ような夢で、下着を汚していた。
意識してしまうと、新しい遥暉の一面を見つけるたびに、きまって翌朝遥暉の夢で下着を汚してしまった。
それでも小学生のころは、単純だった。
一人っ子の上出にとって、弟のような遥暉が後ろを追いかけてくるのが、ただただ嬉しかった。