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冴えかえりつつ 恋

第14章 告白

「おはようございます」


上出が人の気配で目を覚ますと、遥暉の綺麗な顔が間近にあった。


「あ、おはよ」


上出が眩しくて目を細めると、チュッと音を立ててキスをされた。


上出は昨夜のことが夢でないと覚醒した。


――もう覚悟を決めるしかない。



足をからませ上出の胸に半身乗り上げた状態で寝顔を見下ろす遥暉に、また目を細める。


「綺麗だな」

「――ッ!」



上出は遥暉を胸に抱き横に転がり細い体を組み敷き「好きだ」とキスを返した。



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