冴えかえりつつ 恋
第15章 これからも
上出がキスマークを確認し顔を上げると、山口がニヤニヤと自分を見ていた。
上出は照れくさくて、皮肉を言った。
「なんでパンツはいてないんですかね」
「ん?
ふふん、俺はもともと外出着でなければノーパン派なんだよン。
バドの試合中も、ね」
と全く隠すつもりのない様子でスウェットパンツのゴムを引っ張ってみせた山口に、上出が悔しそうにそっぽを向いた。
「なぁに、お前汚しちゃったの?」
と山口が上出のスウェットパンツを引っ張った。
「――ッ、子どもみたいなマネやめてください!!」
後ろが騒がしいのに気が付いた天使二人が振り返る。
「ケンカしないで、仲良くしろよ」
あきれ顔の泰弘とその横で穏やかに微笑む遥暉。
「というわけで、仲良くしような、みっちゃん」
「みっ―――!」
笑いながら手を出してきた。
このふざけた先輩を頼りにしていいのかは疑問があったが、一応手を握った。
「で、どこまでやった?」
--やっぱ仲良くならなくていい!
上出はため息をついた。
上出は照れくさくて、皮肉を言った。
「なんでパンツはいてないんですかね」
「ん?
ふふん、俺はもともと外出着でなければノーパン派なんだよン。
バドの試合中も、ね」
と全く隠すつもりのない様子でスウェットパンツのゴムを引っ張ってみせた山口に、上出が悔しそうにそっぽを向いた。
「なぁに、お前汚しちゃったの?」
と山口が上出のスウェットパンツを引っ張った。
「――ッ、子どもみたいなマネやめてください!!」
後ろが騒がしいのに気が付いた天使二人が振り返る。
「ケンカしないで、仲良くしろよ」
あきれ顔の泰弘とその横で穏やかに微笑む遥暉。
「というわけで、仲良くしような、みっちゃん」
「みっ―――!」
笑いながら手を出してきた。
このふざけた先輩を頼りにしていいのかは疑問があったが、一応手を握った。
「で、どこまでやった?」
--やっぱ仲良くならなくていい!
上出はため息をついた。