冴えかえりつつ 恋
第15章 これからも
上出はムッと山口を睨む。
「おいおい、ケンカ売ったつもりじゃないって、睨むなよ。
泰弘と丸山の仲がいい限り、お前ともうまくやってきたいと思うからさ」
「・・・・・・」
「なんだよ、不満なのか」
「そうじゃなくて、似たようなこと考えてたんでチョット驚きました」
「へぇ」
山口が意味ありげに上出の襟元を見て、ニヤリと笑った。
「まあ、お互い協力し合おうぜ。相談にも乗るしィ」
あまり遥暉を刺激したくない上出は、軽い調子の圭一にくぎを刺した。
「じゃあ、夜はもう少し静かにお願いします。お子様には刺激が強すぎますから」
「ほぉ~ぉ、そのおかげでお前もうまくやったンじゃないの?」
「?」
山口が上出のTシャツの襟を少し引っ張る。
「丸山って積極的だな、付いてるぜキスマーク」
慌ててTシャツの襟を抑える。
「いつの間に――ッ」
「大丈夫だって、その位置が見えるのは俺くらいの背がないと無理だからな。愛されてるねぇ、羨ましい」
--お~おぉ、嬉しそうにニヤケやがって。
山口は、確認するように襟をのぞいている上出をみて、この二人の関係は遥暉に主導権があると確心した。
--泰弘が言った通りだったな。
「で?どこまでやった?」
「おいおい、ケンカ売ったつもりじゃないって、睨むなよ。
泰弘と丸山の仲がいい限り、お前ともうまくやってきたいと思うからさ」
「・・・・・・」
「なんだよ、不満なのか」
「そうじゃなくて、似たようなこと考えてたんでチョット驚きました」
「へぇ」
山口が意味ありげに上出の襟元を見て、ニヤリと笑った。
「まあ、お互い協力し合おうぜ。相談にも乗るしィ」
あまり遥暉を刺激したくない上出は、軽い調子の圭一にくぎを刺した。
「じゃあ、夜はもう少し静かにお願いします。お子様には刺激が強すぎますから」
「ほぉ~ぉ、そのおかげでお前もうまくやったンじゃないの?」
「?」
山口が上出のTシャツの襟を少し引っ張る。
「丸山って積極的だな、付いてるぜキスマーク」
慌ててTシャツの襟を抑える。
「いつの間に――ッ」
「大丈夫だって、その位置が見えるのは俺くらいの背がないと無理だからな。愛されてるねぇ、羨ましい」
--お~おぉ、嬉しそうにニヤケやがって。
山口は、確認するように襟をのぞいている上出をみて、この二人の関係は遥暉に主導権があると確心した。
--泰弘が言った通りだったな。
「で?どこまでやった?」