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「…ダメ……」
「え？」
和が、何か呟いた。
「何、和？」
「ダメ。聞いちゃダメです！聞かないでください！
お願い…」
今にも泣きそうな顔だった。
『何言ってるの？約束じゃない。』
容赦ない、真綾。

「でも……」
どうすればいいの？
聞いたら、どうなるの？
そんなに、ダメなの？

…でも、聞きたい。知りたい。
……知らなくちゃいけないと思う。
だから、聞く。

「…わかってる。いいよ、言って。」
目を見開く和。
ごめんね、許して。
どうしても、知りたい。
知らなくちゃいけない気がしたんだ…