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翔くんから、今から帰るって連絡があってから、もう1時間以上経つ。

……どう考えてもおかしい。
道が混んでいるとしても、こんなに遅くなる事はない。

…ニュースでもみよう
電話もメールもしたいけど、やめておく。

ニュースをみようと、テレビをつけた。

……そしたら…



『ウソでしょ…』
翔くんが事故にあったっていうニュース。
それを見計らったかのように、二宮さんから電話。


ニュースを信じたくなくて、嘘だという事を願って電話に出た。
『…はい。』
和「優妃ちゃん！？俺。和也。」
電話の向こうからは、病院のような音。
二宮さんの心配なような、不安なような……
とにかくとても悪い事が起こったという声。

和「翔さんが…………

事故にあった。」
あぁ、やっぱりニュースは本当だった。
翔くんは事故にあったんだ。
『どこの病院ですか？』
和「○○○」
『わかりました。ありがとうございます。…すぐに、行きます。』
急いで、家を出た。