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Destiny

第5章 お互い様

ただ唖然としてると声を掛けられた


「池内さん?」


振り返るとそこには知らない男性が…

誰…?


「池内さん、ここに住んでたの?」

私は黙って頷いた

「行くところはあるの?ないなら家にこない?」


……!!


驚いて男性の顔を見ると優しそうに笑みを浮かべ続けた

「すぐ近くのマンションに住んでるんだ。だから通勤も困らないと思うんだけど」

「えっ?」

ようやく声を出すと彼はさらに続けた

「落ち着くまで家に来たらいいよ。」


はっ?

てか誰??

何で名前知ってるの?


「怪しいもんじゃないから」

いえいえ十分怪しいですけど?

不審者を見る目で彼を見つめる

「えっ?ホントに俺のことわからない?」


はっ?知り合い?

いやいや違うでしょ

なかなかのイケメン

知り合いならば覚えてるって






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