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Destiny

第18章 想い

さり気なく竜司さんに手を握られ、河川敷を後にした

好きって言ってくれたんだよね…

そっと竜司さんを見上げると竜司さんも振り向いた

「ん?」

「あ、いえ、何でも…」

グゥ~

「ぷっ、あはははっ。結衣ちゃんお腹空いてたんだね~」

違うっ

確かにお腹空いてるけど違うの~っ

あ~ん、ムード台無し…


恥ずかしくて俯く私にお構いなしに、竜司さんはゲラゲラ笑いながら私の手を引いていた



帰ると竜司さんがご飯を作ってくれると言って、着替えるとすぐにキッチンに向かった

作ったくれてる間、テレビを見ていたけど内容がちっとも入ってこない

竜司さんとつき合うことになったんだよね?

お互いに気持ち伝えたんだもん

そうだよね

竜司さんキス上手かったな…

なのに私ってばお腹鳴るなんてっ

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