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「篠田竜司、30歳。開発部所属でーす。」

にこっと微笑みながら教えてくれた。


けど知らないし。


「そんな疑いの目で見ないでよ。何なら職場で調べてくれてもいいよ？総務部の池内結衣さん。」


！！

私の部署まで知ってるってことは
間違いなく同じ会社なのかな…


知り合いでもないよね…

どうして…

私を助けてくれるんだろう


「困ったときはお互い様～」


まるで私の心を読んだかのように答えると、繋いだままだった私の手を引き篠田さんのマンションへ連れて行かれた