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Destiny

第7章 新生活

「何百面相してんの~?」

笑う竜司さんを見て恥ずかしくなった

「不安?」

黙って頷くと

「そりゃ不安かぁ。いきなりだったもんね。でも何にも企んでないよ。信じてもらえないかもしれないけど。」

苦笑いを浮かべながらなおも続けた

「一人より二人で生活した方が楽しいし。」


「あのっ」

「んー?」

「あの…実は事情があって貯金を失ってしまったんです…だから…」

甘えちゃっていいのかなぁ

「うん?」

甘えちゃおうかなぁ

「家を借りるにも少し貯えがないと無理だし…なので…それまでお世話になります」

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