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Destiny

第8章 再会

「今日居たんです…」

「居たって誰が居たの?」

「彼氏だった人…」


竜司さんは黙っていた


私は構わずに話し続けた


翔太が結婚資金として貯めてたお金を持って居なくなったこと
ショッピングモールで他の女性と一緒に居て、お金持ってるだとか、女が勝手に貢いでくるだとか…翔太らしくないことを言っていたこと

きちんと言葉に出来たのか、伝わったのか、わからなかったけど、思いつくままにしゃべり通した


その間、竜司さんは黙って私の話を聞いていた


少し感情的になったのか、涙が出てきて、震えも止まらなかった


「翔太のことっ、信じてたのにっ」

「家まで失ってっ」

「私、悪い事したつもりなんてないのにっ」

「どうして私がこんな目に遭わなくちゃいけないのっ」


話し出したら止まらなかった

更に感情的になり、自分が押さえられなくなっていた


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