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Destiny

第8章 再会

「ん~とね、ここだけの話ね」


ん?


「内緒にしておいてね」

「はい…」



「俺の同僚なんだけど、総務部に気に入った子が居るんだよね~」

はい…

「いっつも総務部に顔出してチョッカイかけてるんだけど、それに俺もつき合わされちゃってさ…」


「でも、それで私のことわかるんですか?」


「ん~、近藤さんって知ってるよね?」

タオルが落ちないように押さえながら頷く

「近藤さん気に入ってるみたいでね。よく近藤さんに声かけてるんだけど。」


あ~なるほど

私と近藤さんは一緒に仕事をすることが多い

だから私のことも知ってたんだ…


「ありがとうございます」

「へっ?」


タオルを取って竜司さんを見る


「竜司さんの同僚の方にも感謝しなくちゃですね」

「?」

キョトンとする竜司さんに私は言った

「同僚の方が近藤さんを好きで、竜司さんも連れて総務にきてたから私のこと知ってたんですよね?」

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