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Destiny

第12章 ご対面

約束の日

「結衣ちゃ~ん、この格好でいいかな?」

仕事のない日だったので、竜司さんは朝からソワソワしてた

「だからどんな格好でも大丈夫ですってばっ」

「でもさ~第一印象って大事じゃない?結衣ちゃんの友達に嫌われたくないし」

クスッ

まるで結婚の挨拶にいくみたいだな

ってことは私の旦那さん?

加奈子が親?

冗談で考えてただけなのに妙にドキドキしてしまった


ピンポーン

あっ来た!


「は~い」

小走りで玄関へ


「こんにちは。お邪魔します」


普段と違って、加奈子は猫かぶってるように見える


家に上げ、リビングへ


加奈子に座ってもらうと、竜司さんがコーヒーを入れてきてくれた

「ありがとうございます。これお口に合うといいのですが…」

手土産を竜司さんに渡す

ひょえ~

加奈子別人みたいだ


「ありがとう。」

手土産を受け取り、キッチンに置くと、私の隣に竜司さんが座った


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