テキストサイズ

禁断×短編

第2章 親友の旦那×親友の妻

廊下に出て、フッとリビングの方を見ると・・・・・・




「明かりが点いてる」





里佳子達、起きてるのかな?






少しの間、話し相手になって貰おうと、リビングの扉を開けると「どうした?藍」と充が話しかけてきた。




リビングの中を見渡すと、里佳子の姿は無い。





っていう事は、私と充だけ!?




嬉しい気持ちを抑えながら「眠れなくて」と答える。



「充は?」




「俺も、眠れない」




そう言うと、充は私の目の前まで来た。




「昼間、藍が言った事が気になって」




昼間、私が言った事?





「俺が好きって、マジ?」




「・・・・・・・・っ!?」




「ねぇ、どうなの?」




鋭い視線を、私に向ける充。




今だけ、素直になってもいいかな・・・・・・・・





「高校の時、好きだった」




今も、好きだけど・・・・・・




自分の想いを正直に伝え、俯いていると、充に顎を掴まれ上を向かされた。




そして、段々充の顔が近づいて来たかと思ったら・・・・・・・




「ンッ・・・・・・・・」




唇を塞がれた。



「ふ・・・・ア・・・・充ン・・・」




口を開けた瞬間、充の舌が私の口内を犯す。




「俺は、今でも藍が好きだ」





優しく呟く充の声に、もう自分の想いを抑えられなかった。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ