さよなら、またね。
第4章 ひとりのふたり
「んっ、んふぅっ!あっ、あっ、あっ!ひぅっ、そこぉ・・・だ、めぇ・・・」
「ここ?ここがいいの?ほらっ、ここでしょ?」
蒼士はわかっていながらも、問いかけるように敏感なポイントを責め立てる。
私は蒼士の指の律動に合わせるように、勝手に動く腰を止められないでいた。
「蒼士、さん・・・あぁっ!ダメっ、何か変っ、なの・・・」
「イきそう?」
「んっ、はぁぁっ!わかっ、ない、んあっ!」
「澪、最初だから思いっきりイけ!」
蒼士の指が、速さと動きを変えて、私を追い込んでいくのが分かった。その動きに耐えきれずに膝がガクガクと震えて、蒼士の首に腕を回して、支えるように体勢を保つのが精一杯だった。