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嘘でもいいから

第9章 重大な間違い

「……駅前の
大きい方のカフェで話したら?
俺は会社に取りに行く物あるから…
30分後に迎えに行く」


急にそう言って想さんは行ってしまい…

30分かよ…そう呟きながら
隼人は駅の方向に歩き出した。

隼人と別れしばらく隣に並ばない間に…
街にはクリスマスの飾りがチラホラと
見かけられる季節になっていた…


しばらく黙ったままだった隼人が
カフェを見つけ
私に指先で確認しながら話し出す。


「あいつ…随分余裕だな。
いくつなんだよ…付き合ってんのか?」


「27歳だよ…お付き合いしてる。
彼は独身だよ?」


「そっか…それにしてもお前ら…」

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