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嘘でもいいから

第4章 想いの迷宮

想さんはこの遊園地に
とても詳しかった。
おすすめのアトラクションとか
どこの何がおいしいとか…


絶叫系が苦手な私に
想さんが勧めてくれた
おとぎ話をモチーフにした
アトラクションに乗ってから…

軽食を買った私たちは、おすすめ
だというお昼のパレードを見るために
レジャーシートを敷いて
そこで昼食をとることにした。


「週末はレストランも混んでるからね。
もう予約も取れなくて…
誕生日なのに、ごめんね?」


「私、外で食べるの大好きです!」


そう言って座ったものの…
想さんは、すぐ戻ってくるから!と
急にどこかへ走って行ってしまった。


トイレかな…?


そう思って待っていると…
可愛らしいピンク色のキャラクターの
ブランケットを持って来て
私の膝の上にふわりと掛けてくれた。

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